八重山の祭


旧暦7月13日〜15日

先祖供養の盆踊り。島ではアンガーとも言っています。
島には玻座間集落と仲筋集落がありますが、
玻座間集落には西の集落(いんのた)と、東の集落(あいのた)があり、
アンガマはその二つの集落で行われます。

石垣島・四か字のアンガマの名物となっている「ウシュマイ」と「ンミー」は、
離島のアンガマには出てきません。
また、エイサーは本来沖縄本島のお盆で行われているものですが、
近年では島の青年会がエイサーで参加するようになりました。
アンガマとエイサーが両方見られるのも特徴のひとつです。

9時ころから始まるアンガマ踊りは、
3日間のソーロン中に計5軒ほどの家をまわり、
唄三線や笛太鼓は座敷で演奏し、踊りは庭先で行います。


仏壇のある家はめちゃくちゃ忙しいソーロン

あちらから戻られた先祖の為だけに3日間が費やされるのがソーロン。
島の場合、準備の為の買い物だって船に乗って石垣に行くのだから、
3日間の為に更に3日かかると言ってもいい。

△△スーパーは2時までに買い物をしないと当日の船に乗せてくれないとか、
▽▽スーパーは翌日の船便であるとか、
それは慣れている事だから、まぁいいとしても。

仏壇に供える花は前日に買わないと3日間もたないであるとか、
お餅は前日の夕方じゃないと石垣から届かないであるとか、
夏の盛りの盆行事は、始まる前にかなりのエネルギーを使う。

ただでさえ、4月から施行されたゴミの分別の完璧さは、
石垣なんてもんじゃなく、沖縄なんてもんでもなく。

一軒一軒まわって来てくれるゴミ収集車は嬉しい。
だけど、完全完璧でないと置いていかれる。
生ゴミ。これが大変。
純粋な残飯は庭の隅に置いとけばスズメなんかが食べてくれるけど、
野菜の皮なんかは処理場まで持って行く。
車に乗って生ゴミを捨てに行くわけ。
民宿や食堂ではコンポストを設置しているけれど。

盆期間中、仏壇には三度の食事とおやつを供える。
と、言うのは簡単。おばぁたー曰く、種子取祭より大変よ。
作って供えて拝んで、それから下げたもの頂きながら、
頭の中では次の食事の手はずをしている。
おやつだって手作り。だから一日中、台所にいる。
台所は暑い。熱中症予防の水分はすべて汗で出て行く。

そして夜、クバ笠と手ぬぐいで顔を隠し、
アンガマ用の白い帯をしめて先祖供養の踊りが始まる。

今年は初日、台風の影響でアンガマは1軒だった。
だから、中日は2軒の予定が3軒になった。
終わったのは24時過ぎ。先祖供養には体力が要る。

 
竹富島ではお盆をショーロと言い、先祖の霊をショーロガナシと言います。
初日は「ンガイルヒ」、中日は「ナカショーロ」、送る日は「ウクルヒ」。
アンガマの語源には、アンは母でガマは敬称語という説が残っています。



  青年会のエイサー
       


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